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iPhoneの「非表示」アルバムは実際に何を隠すのか

「非表示」アルバムはどこにあり、誰が開けるのか。iCloudに同期されるのか。そして、非表示にしても写真が残り続けるほかの場所について。

更新日:2026年9月2日 · iOS 26で確認済み · 執筆:Orlio Inc

要点

「非表示」アルバムは写真 → アルバム → ユーティリティの、いちばん下にあります。iOS 16以降、初期設定でFace IDによりロックされています。ただしロックはiPhoneのパスコードでも開くため、ちょっとのぞかれるのは防げても、パスコードを知っている人は防げません。中の写真はiCloudに同期され続けます。アルバム自体を隠すには:設定 → アプリ → 写真 → 『非表示』アルバムを表示をオフにします。

1. 見つける、写真を非表示にする、非表示を解除する

アルバムを見つけるには:写真アプリを開き、アルバムタブに移動して、いちばん下のユーティリティまでスクロールします。「非表示」アルバムはそこにあり、「最近削除した項目」の隣です。見当たらない場合は、「設定」でオフになっています。セクション3をご覧ください。

写真を非表示にするには:

  1. 写真アプリで写真やビデオを選択します。
  2. 3つの点のその他ボタンをタップします。
  3. 非表示をタップして確定します。

非表示を解除するには:「非表示」アルバムを開いてロックを解除し、写真を選択して「その他」ボタンをタップし、非表示を解除をタップします。写真はライブラリに戻ります。

Appleは非表示の効果をこう説明しています:

Appleサポート

「写真やビデオを非表示にすると、それらは『非表示』アルバムに移動し、ライブラリやほかのアルバム、さらには写真ウィジェットなど、写真アプリのほかの場所には表示されなくなります。」

これで、多くの人がいちばん心配する場所がカバーされます。ウィジェット、メモリー、「おすすめの写真」、そして写真アプリ内の検索です。非表示にすると、写真はそのすべてから確実に外れます。この機能を使う大きな理由の一つです。

2. 誰が開けるのか

Appleによると、iOS 16、iPadOS 16.1、macOS Ventura以降、「非表示」アルバムは「初期設定でロックされていて、ロックを解除するには認証が必要」です。ロックはFace ID、Touch ID、またはiPhoneのパスコードで開きます。

大切なのは最後の部分です。それはiPhoneのロックを解除するのと同じパスコードです。つまりこのロックは、あなたがそばにいるときに誰かが写真をスクロールするのは防げます。しかし、すでにパスコードを知っている人は防げません。Appleは、「非表示」アルバムが写真に独自の暗号化の鍵を与えるとは言っていません。非表示にすると、写真は別のアルバムに移り、その前にロック画面が置かれます。

知っておきたいこと

写真の設定画面には、これらのアルバムのためのFace IDを使用のスイッチがあります。Appleによると、これをオフにすると「『非表示』アルバムも初期設定でロックが解除された状態になります」。オンのままにしておいてください。

3. アルバム自体を隠す

もう一歩進んだ、あまり知られていない方法です。「非表示」アルバムをまったく表示させないようにできます:

  1. 設定を開きます。
  2. アプリをタップし、写真をタップします。
  3. 下にスクロールして、『非表示』アルバムを表示をオフにします。

写真はそのままの場所に残ります。アルバムは「ユーティリティ」に表示されなくなるため、写真アプリを見ている人がタップできそうなものは見当たりません。必要なときに設定をオンに戻してください。

とても便利なのに、意外と使われていない機能です。それでも暗号化ではありません。この設定があると知っている人なら、同じ場所でオンに戻せます。

4. iCloudに同期される

Appleサポート

「iCloud写真を使っている場合、1台のデバイスで非表示にした写真は、ほかのデバイスでも非表示になります。」

非表示の写真も、ほかの写真と同じようにアップロードされます。「非表示」の設定も一緒に移るため、iPadでも非表示になります。しかし写真はiCloudにあります。新しいデバイスであなたのAppleアカウントにサインインできる人なら、「非表示」アルバムを含むライブラリ全体を見られます。同期とはそういうものです。

Appleのサーバー上でそれらの写真がどれだけ守られるかは、1つの設定で決まります。初期設定では、Appleは鍵のコピーを持っています。Apple自身の説明では、「信頼できるデバイスの暗号化キーはAppleのデータセンターで保護されているため、Appleはユーザに代わってデータを復号できます」。「高度なデータ保護」をオンにすると、鍵を持つのはあなた自身のデバイスだけになり、Appleは写真を読めなくなります。その代わり、アカウントにアクセスできなくなったら、取り戻すのはあなた自身の責任になります。

5. 「最近削除した項目」、忘れられがちな手順

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「写真やビデオを削除すると、それらは『最近削除した項目』アルバムに30日間保管されます。30日が過ぎると、完全に削除されます。」

「最近削除した項目」は、「ユーティリティ」で「非表示」アルバムの隣にあります。同じロックがかかっているので、こちらもiPhoneのパスコードで開きます。

ほとんどの人が忘れている手順

写真を削除しても、1か月は消えません。たとえば、写真を保管庫に移して元の写真を削除したところだとします。その元の写真は今、「最近削除した項目」の中にあり、パスコードで開くロックがかかっているだけで、iCloudへの同期も続いています。アルバムを空にするか、30日が過ぎるまでそこに残ります。空にするには:「最近削除した項目」を開いてロックを解除し、「選択」、「すべて削除」の順にタップします。

ここには、はっきりお伝えしておくべきトレードオフがあります。30日間の猶予は安全網です。うっかり削除された数多くの写真を救ってきました。早めに空にすると、それを手放すことになります。残したコピーに問題がないと確かめてから、意図して行ってください。

6. 写真が残るほかのすべての場所

「非表示」アルバムは、いくつもある場所の一つにすぎません。1枚の写真が、ライブラリ、iCloud、先週のバックアップ、削除してから1か月の「最近削除した項目」、そして共有した相手のiPhoneに同時に存在しうるのです。全体像は次のとおりです。

場所 内容 アクセスできる人
ライブラリ メインのコレクション ロックを解除したiPhoneを手にした人なら誰でも
「非表示」アルバム 別のアルバム。初期設定でロック iPhoneのパスコードを知っている人、またはiPhoneが認識している顔や指を持つ人
最近削除した項目 30日間の保管場所。初期設定でロック iPhoneのパスコードを知っている人、またはiPhoneが認識している顔や指を持つ人
iCloud写真 Appleの同期と保存のサービス あなたのAppleアカウントにサインインしている人、そして「高度なデータ保護」がオンでなければApple
バックアップ iCloudバックアップ、またはパソコンへのバックアップ そのバックアップを復元できる人
共有アルバム ほかの人に渡したコピー 共有した相手全員(それぞれのデバイスで)
ほかのアプリ 写真へのアクセスを許可したもの そのアプリと、そのアプリがデータを送る先

このうち3つについては、ひとこと説明しておく価値があります。バックアップは、独自に存在し続ける別のコピーです。目に見えないので忘れがちです。iPhoneを売ったり譲ったりする前に整理するなら、iPhoneだけでなくバックアップも作業の対象です。共有アルバムは、もうあなたの手を離れています。共有した相手は自分のデバイスに写真を持っていて、あとで共有をやめても、すでに保存されたコピーには届きません。写真へのアクセスを許可したアプリは、ときどき「設定」の「プライバシーとセキュリティ」で確認する価値があります。何年も前にフルアクセスを許可したアプリは、今もそのアクセス権を持っています。iOSでは、どのアプリについても、ライブラリ全体ではなく自分で選んだ写真だけに制限できます。

7. 「非表示」アルバムにできないこと

ここまでのセクションを読むと、あるパターンが見えてきます。「非表示」アルバム、「『非表示』アルバムを表示」のオフ、そして表示の設定は、どれも何が表示されるかを変えるものです。それは得意です。多くの人にとって、問題はそれだけです。iPhoneを誰かに渡したときに、出てきてほしくない写真がある、ということです。

どれも変えられないのは、誰がファイルを読めるかです。上のどの方法も、iPhoneのパスコードで開きます。どれも、パスコードでロックが解除されるライブラリの一部だからです。想定しているリスクが、パスコードを知っている人やiPhoneのストレージのコピーであれば、別の鍵が必要です。つまり、iPhoneのパスコードではないパスワードによる暗号化です。

そのためにあるのが、私たちのアプリを含む、暗号化する保管庫アプリです。同時に、いちばん注意が必要なところでもあります。「保管庫」という言葉は、ファイルを暗号化するアプリにも、ふつうのフォルダの前にPIN画面を置くだけのアプリにも使われているからです。iPhoneで写真を隠す方法、「非表示」アルバムと保管庫アプリの比較、そして暗号化について説明している保管庫アプリのガイドで、見分け方を説明しています。写真やフォルダにパスワードをかける方法では、アルバムのパスワードの代わりにiOSが用意しているものを説明しています。

8. よくある質問

iPhoneの「非表示」アルバムはどこにありますか?

写真アプリを開いて「アルバム」タブをタップし、いちばん下の「ユーティリティ」までスクロールします。そこにない場合は、「設定」、「アプリ」、「写真」の順に開き、「『非表示』アルバムを表示」をオンに戻してください。

iPhoneの非表示の写真を誰かに見られることはありますか?

iPhoneのロックを解除でき、さらに「非表示」アルバムのロックを通過できる人なら見られます。このロックはiPhoneのパスコードで開くため、ちょっとのぞかれるのは防げても、パスコードを知っている人は防げません。「『非表示』アルバムを表示」をオフにすると、わかりやすい入口はなくなりますが、ロックを解除できる人は変わりません。

非表示の写真はiCloudに同期されますか?

はい。Appleによると、1台のデバイスで非表示にした写真は、ほかのデバイスでも非表示になります。つまり同期されているということです。非表示にすると、写真が表示される場所は変わりますが、アップロードされるかどうかは変わりません。

削除した写真はiPhoneにどのくらい残りますか?

30日間です。Appleによると、削除した写真とビデオは「最近削除した項目」アルバムに30日間保管され、そのあと完全に削除されます。その30日間は、自分でアルバムを空にしない限りiPhoneに残り、iCloud写真がオンなら同期も続きます。

「非表示」アルバムは写真を暗号化しますか?

Appleはそのようには説明していません。iPhone上の写真は、非表示かどうかにかかわらず、iPhone自体の暗号化で保護されています。非表示にすると、写真は別のアルバムに移り、その前にロック画面が置かれます。

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iPhone用の暗号化された写真保管庫です。写真とビデオはデバイス上でAES-256-GCMにより暗号化されます。アカウント、サーバー、分析はなく、ネットワーク接続も必要ありません。パスワードを忘れると、私たちを含め誰も中身を復元できません。

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